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2012年10月14日(日) 17:00~
去年の野音の記事に私はこんなことを書いていた。 青春も終わり、子育ても終わり近しの私。そして、 来年もまた来よう!中に入れなくも来よう!と誓いました。 とも、書いているし。 何を予感していた? いやいや、自分の事だって。 あの時は、、自分の年齢と照らし合わせて 一年先なんて何が起こるかわからない。 一年先の野音に元気に来れたらいいなぁ。と、思ってのこと。 でも、きっと私たちぐらいの年代(宮本さんのが全然若いけど) って、こんなことは起きるのだ。 宮本さんの耳の病気で、ライブ活動休止せざる得なくなったエレカシ。 だけど、宮本さんが少し歌うことになり 払い戻しの決まっているチケットで 入場できることに。 ああ、元々、私は相棒のAちゃんと共に、チケット争奪戦で撃沈。 元々から、外聴き組。 「きっと弾き語りの曲だね。」 「1曲かもね。やっても3曲ぐらいかな。」 「聴こえるかな。」 エレカシライブの時には、いつも一緒にお茶するEちゃんも無理やり呼んで キャンプ用の椅子並べて、一昨年外聴きした時と同じ場所に陣取る。 お天気もあまり良くなく、雨も時折降り 「野音は、カラスが鳴くと雨が降って来るんだよ。」 なんてことも会得してしまった。 カラスは、CDジャケットにも、PVにも登場しているし 愛着はないが、嫌うのも悪いか。みたいな…。 …… 外聴きしている人、たくさんいた。 いつもは開演は10分押しなのに 予定の17時きっかりに、中のざわめきの音で、宮本さんが登場したのがわかった。 私たちは、中からの音を聞き漏らすまいと、集中していてとても静寂だった。 池の噴水の音と、近くの横断歩道の「ぴよぴよ。」って音だけが聴こえた。 宮本さんの1曲目は「夢のちまた」だった。 3年前もこの曲で始まったっけ。 宮本さんの声は、女の人のように、細くて美しく聴こえた。 そのあと 悲しみの果て 約束 リッスントゥザミュージック 月の夜 うつら うつら 見果てぬ夢 涙を流す男 花男 俺たちの明日 笑顔の未来へ お話の内容は、聞こえづらいところもあったけど 大体わかった。 病状の経過報告に、宮本さんの苦悩が偲ばれた。 蔦谷さんと昼海さんが 来てくれたのが嬉しかった。 はじめ気を使って歌っているなぁと感じたけど 段々、本来の宮本さんに戻っていくようだった。 アコギの弾き語りの「花男」圧巻だった。 外の人は、みんな静かだった。神聖な感じがした。 終わると、湿った拍手が起こり、クラシックコンサートみたいだった。 少し離れた方から、男性が中へ届けと「みやもとー!」と叫んでいた。 みんな同じ気持ちだったと思う。 メンバーが登場した様子がして 最後はバンドで ズレてる方がいい 最後に「また会おう」って聞こえたのがとても嬉しかった。 アンコールを促すような拍手が聞こえて 「アンコールの要求はしないでほしいよね。」みたいなことを言ったような気がする。 ~*~*~*~*~*~* 宮本さんは、きっと回復されて また、私もライブへいける日がきっと来ると確信しました。 宮本さんは、出来うる限りのことをして、今生きてるんだなぁ。 やっぱ、侍だわ!って思いました。 でも、過去の宮本さんにはもう戻れなく、 この病気や爆音への怖れを、ずっともち続けるのかもしれない。 でも、宮本さんはきっと、それも織り込み済みで、それさえも力にして 歌ってく決心をしたんじゃないかな?なんて 勝手に想像しているのですが でなければ、あんな風には歌えないかと。 だから、私も。 「さぁ、頑張ろうぜ!」って思った、今年の日比谷野音でした。 今日のことは、伝説になるでしょう。 また来年も、ライブリポート書けたらいいなぁ。
by idura
| 2012-10-15 21:37
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